2015-01-01から1年間の記事一覧

群れることとそれへの反発

特に女性は、同性の仲間をつくろうとする傾向が強い。井戸端会議、給湯室でのおしゃべり、ファミレスでのおしゃべりなど。共感し、理解し合い、仲間をつくる。味方をつくる。それを頭では否定しつつも、時にその仲間の存在に憧れを持ってしまう。自分が独り…

思考と言葉

取材して書くということは、その人の話していることをまとめることではない。そもそも伝えたいことを100%そのまま伝えられる人なんてあまりいない。 話してしまった後に、言いたいことはああではなかった、もっとよい表現があったのではないかと悩むのが常…

【本】『建築家、走る』隈研吾

先日取材でお会いできた隈さんの本。直接取材ができないのが残念だった。建築家、走る (新潮文庫)作者: 隈研吾出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2015/08/28メディア: 文庫この商品を含むブログ (4件) を見るその短い時間でも感じたことだが、やはり考えかたの…

仕事の入口と出口

AERAで読んだこと。公務員に関する特集の記事だったか。今から書こうとするテーマについて、まとめられていたわけではなく、対談記事のなかで ある人がすこし触れていたというだけ。仕事には入口と出口がある。 出口になってああしろこうしろと焦って修正し…

無理ゲー

気候が寒くなって、家族が病の嵐に襲われている。 特にひどいのが9か月の次男。咳風邪、胃腸炎、そしてRS。三週連続で何かしら体調を崩している。今回は日曜日に咳が始まり、月曜午後に発熱。夕方小児科に滑り込み、薬をもらった。 このまま3日くらいたてば…

スケジュール感のバランス感覚

毎度のジレンマ。スケジュールその他の制約に言い訳にすることなく、とか できないと言わない、とか そのような意識づけがよく言われる。最近何度も立て続けに聞いた。特にトップから。確かにその通りで、何事かを成し遂げるためには無理難題や不条理や矛盾…

【料理】安定感と進化

そんなにまずいものもない。コンビニの商品だって、ファストフード店の商品だって、吐き出すほどまずいものはあまりない。食べられるけど、もう少し味が・・・、とかなんとなく満足できないという場合がほとんど。 家での料理もそう。慣れてきているせいもあ…

【本】生き方の不平等 2

概ね読了。 全体的に納得感が高かった。筆者が主張したかったのは、お互いさまの社会の実現に向けて、ということ。 それを導くまでに「社会的想像力」という概念が提唱されている。ライト・ミルズの『社会学的想像力』Amazon CAPTCHAと、丸山真男氏の「他者…

長時間労働が元凶 続きを書く

子どもが成長するにつれ、育児という側面から教育という側面が増えるにつけ、 一緒に過ごす時間が必要だなと思うようになってきた。 家事を外注できても、教育まで外注できない。教育、子育てにしっかり向き合おうとすると、 どうしても平日も子どもと向き合…

消せない昔と消せる今で書く能力の違いはあるのか

昔の人は、パソコン、ワープロがない時代の人は、文章を消すことができなかった。 最初に書いた言葉がそのまま最終的な文章として残る、という覚悟をもって書いていたはず。というよりそんな覚悟もなく、一度書いたらそのまま文章が残るのが当たり前だった。…

【本】対話のレッスン

対話のレッスン 日本人のためのコミュニケーション術 (講談社学術文庫)作者: 平田オリザ出版社/メーカー: 講談社発売日: 2015/06/11メディア: 文庫この商品を含むブログ (3件) を見る初めて平田オリザ氏の本を読んだ。 「対話」の重要性に書かれたこの本は、…

ネットワーク構築と人間力

本日親子遠足。懸案の弁当作りは、時間がぎりぎりになりながらも、何とか仕上げることができ、胸をなでおろしたところ。この遠足での目的は、ママネットワークをつくること。 4歳にもなれば、子ども同士が仲良くなるのでそれにつられて親同士も会話が始まる…

「あなた」という呼称

子どもを保育園に送りに行った時のこと。教室で準備をしていると、 「あなたー」という女の子の声がした。おそらくままごとをしていたのだろう。妻役の女の子が夫役を呼ぶ声だろう。 にしても「あなた」とは。その子の家庭で使われているのだろうか。「あな…

【本】生き方の不平等

生き方の不平等――お互いさまの社会に向けて (岩波新書)作者: 白波瀬佐和子出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2010/05/21メディア: 新書購入: 5人 クリック: 127回この商品を含むブログ (27件) を見る岩波新書だけあって、非常に言葉が丁寧に使われている印象…

お兄ちゃんだから は悪いのか

以前夫と議論になった。 次男が生まれ、長男に対して「お兄ちゃんだから○○」というしかり方をするかどうか。私は、長男は好きで「お兄ちゃん」に生まれたわけではないから「お兄ちゃんだから」という言い方をしたくないと思っていた。 しかし、それを夫に言…

正解主義について

最近、元リクルートの藤原さんが正解主義と修正主義について語っている。 http://business.nikkeibp.co.jp/article/manage/20090907/204164/?P=4ある問題に対して正解は一つしかないと考え、それがわからないとすぐに行き詰まるのが「正解主義」。やってみて…

【本】ノモンハンの夏

ノモンハンの夏 (文春文庫)作者: 半藤一利出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2012/09/20メディア: Kindle版この商品を含むブログを見る司馬遼太郎さんが晩年、執筆しようとして情報を集めたにもかかわらず断念したという、ノモンハン事件。半藤氏も本の中で…

伊勢神宮旅行

父親の還暦祝いとして、私たちの家族4人と両親で伊勢・志摩に出かけてきた。 話としては一昨年前から、具体的な計画は半年くらい前からと、我が家にしてはかなり 前々から意気込んで温めてきた話だった。 旅行前はこどもが風邪ひかないか、仕事が立て込まな…

【本】稼ぐまちが地方を変える

稼ぐまちが地方を変える 誰も言わなかった10の鉄則 (NHK出版新書)作者: 木下斉出版社/メーカー: NHK出版発売日: 2015/05/29メディア: Kindle版この商品を含むブログ (3件) を見る著者が自分と年齢が一つしか変わらないということに驚いた。社会課題を解…

【本】明日のコミュニケーション

明日のコミュニケーション 「関与する生活者」に愛される方法 (アスキー新書)作者: 佐藤尚之出版社/メーカー: アスキー・メディアワークス発売日: 2011/10/11メディア: 新書購入: 6人 クリック: 48回この商品を含むブログ (23件) を見る2011年出版のものなの…

【本】『「学力」の経済学』 教育にエビデンスを

「学力」の経済学作者: 中室牧子出版社/メーカー: ディスカヴァー・トゥエンティワン発売日: 2015/06/18メディア: 単行本(ソフトカバー)この商品を含むブログ (49件) を見る内容についても、デザインについても編集が 効いている本だなというのが一番の印…

実現したいことリスト

こんなの書く時点でただの”意識高い系”じゃないかと思う。「この人はこれだよね」という分野をつくる。仕事においても趣味においても →仕事では何か。子どもの貧困をなくし、教育レベルの底上げをする取組み →趣味では何か。江戸時代から昭和にかけての歴史…

【本】あなたの仕事は「誰を」幸せにするか?

あなたの仕事は「誰を」幸せにするか?---社会を良くする唯一の方法は「ビジネス」である作者: 北原茂実出版社/メーカー: ダイヤモンド社発売日: 2014/08/29メディア: 単行本(ソフトカバー)この商品を含むブログ (5件) を見る『「病院」がトヨタを超える日…

働き方モヤモヤ

ケミのことがあって、社内で信頼を獲得したいという思いが強かった 振られた仕事は何がなんでもこなしてやるという意地があった短時間勤務の働き方でもやれるんだ、というところを見せたかった ワーママの意地なのか、プライドなのか 権利ばかり主張する人間…

東京都美術館「大英博物館展」、「世界の歴史」をたどる旅

明日で育休終わる、つまり平日の特権を生かせるのも明日まで!と思い、 国立博物館の「鳥獣戯画展」へ。人気の展示でも平日ならば何とか入れるだろうと出かけたが、想定以上の待ち時間…。 会場に入るまでが70分、メインの展示会場までさらに150分。ひえー。…

音読なんて?

なぜ国語の宿題で音読を何回もしなければならないのか。こんなめんどくさいこと、何の意味があるのかと思っていたが、最近ようやく分かってきた気がする。社内で回ってきたメールでPresidentの編集長が音読の重要性を説いていたという話、 英語の学習でも音…

『酔って候』

新装版 酔って候 (文春文庫)作者: 司馬遼太郎出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2003/10/11メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 10回この商品を含むブログ (51件) を見るこの本も司馬遼太郎先生の魅力がぎゅっと詰まった一冊だった。裏表紙にも書かれているけ…

『「赤ちゃん縁組」で虐待死をなくす』を読んで

「赤ちゃん縁組」で虐待死をなくす?愛知方式がつないだ命? (光文社新書)作者: 矢満田篤二,萬屋育子出版社/メーカー: 光文社発売日: 2015/02/20メディア: Kindle版この商品を含むブログを見る血縁関係がなくても育てられるのか―。養子縁組に対して抱く疑問の…

キャリアについての悩み

自分にはこれ、これだけは自信を持って答えられる、何を聞かれても大丈夫。 専門家としてやっていけるというものがない。 もう32歳。これから専門分野を確立できるか。 やりたいことはやはり人事、特に人材育成、キャリアプランニング。 キャリアプランニ…

【本】『それでも人生にイエスと言う』

V.E.フランクルの本を読むのは二冊目になる。 まだ数ページしか読んでないけれど、読み応えがありそう。 言葉に力強さを感じる。それでも人生にイエスと言う作者: ヴィクトール・エミール・フランクル出版社/メーカー: 春秋社発売日: 2014/12/25メディア: Ki…