生きること
相模原障害者殺傷事件をきっかけにブログを書いて、
思い出したこの本。もう一度読み返した。
「生きるってすばらしい。生きているだけで価値がある」
と言いたくてこの本を書いたそう。
確かに、「生きる」が語られる文脈はたいてい、社会と結びついている。
だから役に立つだの、立たないだの、軸でとらえようとしてしまうのかもしれない。
でも社会がどうかなんて関係ない。
もっともっと究極的に広い概念で、宇宙のために
生きていることが役に立っているのだ、と主張する。
というより、生まれたときから宇宙の一部になっていて役に立つことが決まっているというのか。
だから生きなければならないと。
そういわれてもね、という感想もあるかもしれないが、
こういうとらえ方もあっていいんじゃないかと思う。
自分はすんなり入ってきた。社会と結びつけて考えないというのがいいのかもしれない。
同じ日に、栄光学園&花まる学習会で指導する井本先生の「プロフェッショナル」
を見た。
そのままでダメなはずがない。
信念が詰まった言葉の一つ。これが本心で、どの子どもたちに対しても言えたら
本当に最高だなと思う。
でもそんな井本先生でさえ、揺らぐときがあると。
だから、後天的に学ぶ、何度も繰り返して身に付けるものなのかもしれない。