群れることとそれへの反発

特に女性は、同性の仲間をつくろうとする傾向が強い。井戸端会議、給湯室でのおしゃべり、ファミレスでのおしゃべりなど。共感し、理解し合い、仲間をつくる。味方をつくる。

それを頭では否定しつつも、時にその仲間の存在に憧れを持ってしまう。自分が独りなのではないか、という不安に駆られて。

結局その不安は取るに足らないもの。表面的な、本質とは異なる寂しさは取るに足りないと思っていながら気にしてしまう。そんな自分が嫌になる。

群れによって何が得たいのか。自分に対する自信か、それとも寂しさを紛らわせたいだけなのか。寂しさってなんだ。一人ぼっちだという感覚。嫌われているのではないかという感覚。自信が持てないこと。このままでいいのだろうかという不安。仲間=賛同してくれる人、というよりそばにいてくれる人という感覚なのかもしれない。

でも一緒にいても、話をしていても、結局仲間ではないかもしれない。気を使い、話を合わせる。うなずく、共感する。それが面倒。そんな風な見せかけの仲間なんて不要だと思い、結局「ひとり」でいる。

でも1人かどうかは、そんな見せかけの、うわべだけで決まるのではない。