本日のNHK「仕事の流儀」長井鞠子さん

なんてなんて格好良い、品格のある、美しい方なのだろうか。
何となくついていたテレビに釘付けになってしまった。

言葉を超えて、人をつなぐ
同時通訳者 長井鞠子
http://www.nhk.or.jp/professional/2014/0303/index.html

プロフェッショナルとは、とのお馴染みの問いへの答え。

「一心にその道にまい進するという意味での
わがままな心を持っている人だと思います」

ここで「わがまま」という言葉を使われるんだな。
何があっても誰に何と言おうともやってやるんだ、という強い意志。
それを「わがまま」という。気高い「わがまま」だ。


そして準備を怠らない姿勢。
「常にくる仕事にちゃんと向き合って、準備を怠らない、
それもプロの条件だと思います」

準備の重要性は、ここで出すまでもなく、各界のプロが常に口にする。
それだけ大事でもあり、簡単なように思えて、準備をきちんと怠らず続けるということは
本当に難しい。
「準備」を「きちんと」できればプロになれる、のかもしれない。
長井さんもおっしゃっていたが、その「準備」は際限ない。やり遂げたということがないから難しいのだろう。

それにしても70代を迎えてもなお、現役で、しかも最前線で自分の信念を曲げずに仕事を続けられている。そのような姿はとても強く惹かれる。

言葉というのは、誰かから発せられたものだが、面白いほどにその「誰か」を表しているものだと常々感じる。

言葉にこだわるということは、物事をどのように捉え、考えるかということ。
「やまとことば」を大事にされる姿勢に長井さんの人格が見える気がした。