『昭和史』と『永遠の零』と日経新聞「熱風日本史」と
昨日ようやく『昭和史1926-1945』
- 作者: 半藤一利
- 出版社/メーカー: 平凡社
- 発売日: 2009/06/10
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『昭和史』を少しずつ読み進めている中で、
昨年末に『永遠の零』
- 作者: 百田尚樹
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2009/07/15
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得ると同時に、『昭和史』が頭の中でリンクされた。
つまり、『昭和史』で軍のトップがいかに愚弄な思考・行動をとったかというのを身に染みて痛感しつつ、その一方で前線で命がけで体を張って真面目に戦っている多くの日本人が犠牲になったのだ、ということも改めて実感し、なんとも悲しく無念で、情けない気持ちになった。
そしてふと浮かんだのが、毎週楽しみにしている日経朝刊の毎週日曜日に掲載されている「熱風日本史」。最後に毎回書かれているのは「一つにまとまれるということは、長所でもあり短所でもある。近現代の「熱風現象」のなかに日本人の自画像が見える」という言葉。
「一つにまとまれる」ということは、日本人の特徴である、ということは実証的(実証できるものなのか?)なのだろうか。という疑問は抱きつつも、
「一つにまとまって」太平洋戦争に突き進んでいったことは間違いない。それが悪であったことも。
歴史が渦を巻くとき、日本人は良くも悪くも「一つにまとまって」しまっているのかもしれない。
今後もそのようなことは起こりうる。今もすでに起きているのかもしれないが。
また、日本全体で、ということもあるだろうが、ある会社など小さな単位の組織でも同じようなことがいえるかもしれない。
その中で自分は、きちんと自分の「眼」をもって見定め、自分の「心」で考え、自分の「足」で行動できるか。