人材育成 と 経営
「「人材育成」は経営の大きなテーマです。」
本日とある経営者の方がおっしゃってました。
この言葉は適切なのかどうか。
適切か、というよりも、この言葉を発した人の意図は
どこにあるのか、というのが問題かもしれない。
だって、「人材育成」が「経営の大きなテーマ」でないわけないんですよ。
だってだって、人材育成ってものは、経営を進める上での手段なわけで、
人材育成で目指すものは、経営目標の達成なわけです、本質的には。
経営してたら、人材育成はそりゃするよね、という話。
人材育成しないで経営できるの?
一体不可分なものなんですから。
なぜ冒頭の言葉が出るかというと、
「人材育成側」にも問題があるかもしれない。
経営目標を達成するのが「人材育成」というものになっていないから。
できていないから。
とりあえず毎年研修をやる=人材育成、みたいな通念が
まかり通っているから。それが許されている。
でもそれではいけない。機械が人間の仕事に入り込んでくるであろう
今後はますますいけない。
ってことは、ええっとどこに書いてあったか、何かの本に書いてあったような。
ますます経営=人材をどう育て、活かしていくか、になるよと。
「人材育成側」ももっと変わらなければ。